胸部X線検査とは
骨はX線を通しませんが、肺は通しやすいなど、組織によって透過性が変わるため、撮影した画像を分析することで形などの異常や病変の発見が可能です。
胸部X線検査による診断
また、心不全は進行すると肺水腫や胸水を生じるため、X線検査はその確認にも不可欠です。心臓や大血管もX線検査画像に写りますので、肥大の有無の確認にも用いられ、心疾患の発見に役立つこともあります。
X線検査で呼吸器疾患が疑われる場合には、病変の特徴によって胸部CT検査、喀痰検査、肺機能検査などの追加検査を行って診断しますが、肺がんが疑われる場合には気管支内視鏡検査、腫瘍マーカーなどを行うこともあります。CT、気管支鏡検査などの精査は必要な場合には検査可能な専門機関へご紹介いたします。
胸部X線検査で発見が
可能な呼吸器疾患
- 肺がん
- 肺炎
- 肺気腫
- 胸水
- 気胸
- 肺結核
- 抗酸菌感染症(肺結核や非結核性抗酸菌症) など